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現役の十勝軽便鉄道

こんにちはケラアンです(=´ω`)ノ
朝晩、すっかり寒くなりましたね。朝はストーブを背負うように背中をあぶる毎日です。
でも北海道の冬は白い雪のように輝く季節でもあるのです。
そのせいか春夏よりイベントが多い気もします。
お出かけの際は『ton×ton』のチェックをお忘れなく♪

先日、図書館や帯広百年記念館で十勝の鉄道回顧写真展があって見に行きました。
すでに廃止された十勝の鉄路、旧国鉄士幌線・広尾線、ふるさと銀河線(ちほく高原鉄道)、民営では北海道拓殖鉄道、十勝鉄道、河西鉄道などの軽便鉄道と呼ばれる鉄路もありました。 「軽便」というのはレールや起動車の規格による識別だそうですが、国鉄に接続可能なスケールが走る路線もあったようです。

十勝の鉄路は、他にも過去にたくさんあって、主に森林資源輸送を担っていた足寄町や新得町(屈足)の森林鉄道、その他にも植民地軌道や佐念頃(現・清水町御影)から石材産出の石切山を結んでいた馬車軌道(馬が貸車を引いていた)まで含めると思った以上にたくさんのレールが十勝を巡っていたらしい。
なぜこれほど鉄路が広がったというと路盤整備が普通の道よりも容易だったと本で読んだことがありました。

全ては過去の記憶になってしまい、当時名残をとどめているのが山の中で木々に覆い隠されている橋台や川の中州で傾いた橋脚、ダム湖に没したアーチ橋、鉄道記念講演で余生を送る動態保存の車両たち…
…と思いきや帯広市内、それも中心部に今でも現役の軽便鉄道があるのだそうです。
それを知ったのが、先の帯広百年記念館での回顧写真展で見た資料からです。


帯広競馬場ばんえい軌道の見学
輓曳軌道
レースを終えた執馬から引き離したソリを、次のレースの為に出発点へ戻す為の運搬用軌道である。輓曳競馬のコースに沿う形で直線の線路が敷かれており、ここを往復する。輓曳競馬のコースは200メートルで、軌道は前後のホーム部分を加え、直線250メートルほどであり、ゴール地点(軌道にとっては積込ホーム)後方に格納庫があって、さらに10メートルくらいの線路が敷かれている。
(中略)  レースを終えた馬は、ソリを曳きながら軌道のホームへ移動。列車と直交する形でホームに停まり、ソリを切り離すと厩舎へ戻っていく。残されたソリは、牽棒を立てた状態で貨車に固定される。出走馬全てのソリが積まれたところで発車し、スタート地点へ輸送。軽トラクターがソリを引き出し、所定のスタート地点へ並べる。

施設と車騎
完全な直線区間でポイントや信号保安設備等は一切存在しない。レールは30キログラムレールを使用しており、夕張の炭砿鉄道から移設したものを現在もそのまま使用している。
軌間は実測によると97ミリメートルで、きわめて特殊なサイズである。
列車は機関車を含む7両編成で、このうち貨車5両は完全に一体化している。カーブが存在しないので、車間が詰められており、一見すると1両の長い貨車に見えるのが大きな特徴である。
「気動車」 と呼ばれる機関車は市内の自動車修理工場が製作したもので、部品は全て自動車用を用いている。初代はガソリンカーだったが馬力が足りず、現在はディーゼルカーである。貨車も含め車輪は夕張の炭坑鉄道からから転用したもの。これを示すものとして、貨車の車輪の車軸箱に星形の「北炭(北海道炭積汽船)」社章の刻印がある。

「北の技術文化(北海道産業考古学会会報)22(2012)」
 【帯広市における鉄道関係産業遺産の見学会報告】
 帯広百年記念館学芸調査員 持田 誠 氏の報告書より引用

w(°o°)w へーっっ 夕張鉄道から移設したレールと車輪だって!!
ちなみに「夕張鉄道」は簡単に調べてみると…

【夕張鉄道】
夕張鉄道は、北海道炭礦汽船(北炭。以前の北海道炭礦鉄道)が同社の事業用資材や石炭を輸送する目的で1924年(大正13)に設立された。現在は、「夕鉄バス」の名称で路線バスを運行している。
かつては鉄道路線(夕張鉄道線)を有していたが、1974年に親会社の北海道炭礦汽船に路線を譲渡。翌1975年に廃止されている。

実は由緒正しいのですね(⌒ー⌒)
その軌道をひと目見てみたいと「ばんえい十勝」へ行ってきました。

この日はレース開催日ではありませんでしたが、コースと並走するように確かにレールを敷いてありそうなくぼみが見えた。
その先には─シートを被ってお休み中の軌道車♪
何か嬉しい発見をしたようで気分の良い一日でした。
こういった歴史遺産・産業遺産は街の中でそれとなく存在していて、日常に溶け込んでいるものなのです。

今度、レースの時に馬橇を運ぶ勇姿を見てこようo(^-^)o
でも、レース時間外で「走れーっ!がんばれーっ!」と叫んでいたら、回りから白い目だ…orz

おまけ♪ (ニンジンを見て我を見失う馬)

 


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