家族葬 やすらぎ
【 やすらぎリポート 第2弾 】

終活カウンセラーの果たす役割

 前回の第1回リポートのインタビューで、ご主人が亡くなり始めて葬儀を経験した十勝管内68才の女性がこう話していた。「エンディングノートって本当に大事だと思った」…。家族葬やすらぎで葬儀をあげたことで初めてエンディングノートの存在を知り、生前に意思を残してくれていたら、故人の満足のいく葬儀をあげ、希望通りのお別れができたのに、と少し後悔を残していた。
 今回のやすらぎリポートは、この言葉を機会にエンディングノートと、エンディングを考える上で欠かせない存在の終活カウンセラーをリポートする。

エンディングノートとは

 中高年を中心に関心が広まったエンディングノート。数年前に書籍としても取り扱われ話題となっていたが〝高齢の方が葬儀などについて希望を書いておくもの〟との認識は既になくなりつつある。2010年には大手文具メーカーから若年層向けに工夫を凝らした商品が発売され、テレビや新聞でも紹介されたことで、今ではその関心が30~40才の若い世代にも広がっている。しかも、ネットで検索してもエンディングノートをダウンロードできる時代になった。若い世代のノートの利用法は〝これからの人生をどう進むか〟再スタートのための一旦リセットの意味合いが強いのではないかと思う。

 ノートの主な内容は、葬儀のこと、資産や保険のこと、銀行口座やWebサイトのIDなど。また親族や友人へのメッセージも書く欄がある。このノートがあれば、もしもの時にも残された家族が財産の相続を円滑に進められ、家族の負担を減らすことができ、また自分が生きてきた証を残すこともできる。

終活(しゅうかつ)とは

 去年(2012年)、41才で亡くなった流通ジャーナリストで値切りのプロと言われた金子哲雄(かねこてつお)さんの葬儀が話題になった。生前、自身の斎場を手配し、遺影や祭壇に飾る花も選び、お墓の準備まで全て済ませていた。また41才の若さを「早期リタイヤ」と表現した会葬者への礼状も用意してあったという。人生の終焉(しゅうえん)に向けて完璧に終活を実行していたことで、ネットでも多数この話題が残されている。
 終活とは、自分のエンディングノートが書けるようになること。自分にもしものことがあった時のために遺族に伝えたいメッセージや希望する葬儀スタイルを書き残しておくためのもの。また、判断能力や意思疎通能力がなくなったときに終末期医療の希望も書き残すべきもの。益々の少子高齢化、これは益々増えるのが一人暮らしのお年寄りばかり…、ではない。大人の男女の一人暮らしも増え、急に逝ってしまうことも充分考えられる。年齢を問わず、こうなれば故人がどんな思いで逝ったのか、どんな生き方をしてきたのか誰もわからないお別れとなってしまう。

終活カウンセラー

 帯広ホールとメモリーホール札内を所有する家族葬やすらぎには、北海道で数少ない終活カウンセラーが3人常駐。代表の熊野峰夫(くまのみねお)社長、そして山田綾子(やまだあやこ)さん、中島将臣(なかじままさおみ)さん。そして熊野社長は今年(2013年2月)、全国でもわずか37名の合格者しかいない、北海道で初めてとなる上級試験に合格。終活カウンセラーとして積極的に活動している。

「結婚式は一生のうちに何度でもできるかもしれませんが、葬儀だけは一生に一度きりしかできません。人はみんな例外なく生まれてから死に向かって生きている訳ですから、終活を考える上で年齢も性別も関係ありません。皆さんが想像する以上に、亡くなったあと遺族がしなければならないことは山のようにあります。自分の思いを書き残しておくことで、家族が迷わず決めたり作業を進めたりできるようになります。それ以外に、本人も気付かなかった日頃の自分自身の大切な物事を知るきっかけにもなるんです。これからの葬儀社として、葬儀のことばかりではなく人の一生のより良い生活や安心して暮らせる環境作りのお手伝いをしていきたいと考えています。」終活カウンセラー。それは、お話しを聞き、話し合い、相談し、より良い方向へアドバイスする業務。個人生活優先社会、人と人のコミュニケーションの場が少なくなった時代。「終活=エンディング」という以外にも、社会的使命と言っても決して大袈裟ではない大きな意味と価値があるのではないかと思う。

家族葬やすらぎ『終活セミナー』のご案内

「終活」について詳しいお話しをご希望の方へ、『終活セミナー』の講師をさせて頂いております。
町内会やお仲間など、団体やグループ単位でお申込み下さい。業務の都合上、ご希望の日程に添えない場合もありますが、ご相談させて頂きますのでお気軽にお問合せ下さい。 

家族葬やすらぎ TEL:0155-35-1010

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