「十勝開拓の祖」とよばれる依田勉三率いる晩成社の軌跡を残した歴史的建造物。当時の雰囲気をそのまま残す貴重な史跡です。
晩成社は、明治16年に現在の帯広市へ入植し、3年後の明治19年に大樹町生花晩成地区で晩成社当縁牧場を開設し、牧畜業を始めました。
原生林を切り開き、不毛と思われた土地に鍬を下ろし、畑作と酪農を試み、半地下式のサイロを作り、バターの製造やチーズの試作など時代を先取りした酪農経営を展開し、今日の大樹農業の基礎を築き上げました。
現在の生花地区には復元された住居やサイロ跡、勉三が詠んだ『もみじひら歌碑』などが残されています。
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