めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
エピソード記憶
勉強には記憶は不可欠だが、記憶と一口に言っても色々ある。例えば「人でないものを人のように例えて表現することを擬人法という」といった類は一般記憶。それに対してエピソード記憶は、個人的な出来事の記憶で「一回限り」の学習機構であると考えられている。あるエピソードを一回体験しただけで、それを記憶するのである。一方、一般記憶は繰り返し同じ事物を記憶することが影響する。新しいこと習うと、何度も復習や反復が必要だと誰しもがわかっていることだが、新しいことを学んだり習った時にエピソードを体験すると極端な話、すぐに記憶される。とはいえ、膨大な量の知識を覚えるために一つ一つにエピソードを体験することは不可能なので、何かと関連付けたりイメージしたり地道に反復するわけである。こう考えると「テストで失敗した、ミスした」問題をきちんと復習すれば二度と間違えなくなる、また日ごろとは違う体験をしながら学習することでエピソード記憶になりうる。7月下旬からの夏休み、ぜひいつもとは違った環境で勉強してエピソード記憶を増やすのはいかがか?中学生対象の読書感想文講座受付中。※7月27(月)8月2(日)3(月)午後7時~、午後8時からの二部制
2015/06/30 15:28
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です