めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
まずは・・・
徒然草「第百五十七段」に「心の全くその気が起らなくとも、仏前に坐って、数珠を手に取り、経文を開いてみていれば、仏道修行に怠けている身にも、やがて善果を得られる善き業因が身に着くものだ。気が散って乱れた心のままでも、縄床に坐っていれば、静かに座っているというそのことが、澄んだ心をもたらすようになる。」とある。なるほど、これはかなり真理を突いていると感じる。やる気が起こったから机に向かうのではなく、とりあえず机に向かってみる、仕事に向かってみるということがまずは大切で、やる気というものは後からついてくるものだと思う。ただ、机に向かったところで目の前に気が散るような誘惑がたくさんあっては元も子もない。要するに環境を整え、まずは「エイヤッ」と勉強、仕事を始めてみるという意識を持つことが大切。
2014/11/13 12:24
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