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小さな国語塾のつぶやき

失敗談を参考に

吉田兼好が書いた徒然草 110段「双六の上手といひし人に」に次のようなことが書いてある。「双六の名人と呼ばれている人に、その必勝法を聞いてみたところ、『勝ちたいと思って打ってはいけない。負けてはならぬと思って打つのだ。どんな打ち方をしたら、たちまち負けてしまうかを予測し、その手は打たずに、たとえ一マスでも負けるのが遅くなるような手を使うのがよい』と答えた。」スペースの関係上、原文は省略し現代語訳のみを掲載。さて、作者(兼好法師)も述べているが、この考え方はあらゆる道に通ずると思う。例えば、入試の発表後に先輩たちの受験体験を聞く機会があると思うが、その時に「成功談」ではなく「失敗談」にこそ参考になるような貴重な情報があると心がけるべし。なぜなら、成功談は「××はやらなくていいよ」「△△は夏休み明けからでも十分間に合うよ」といった情報が混じりやすいから。この消去法的な考え方や体験談が後輩たちに必ずしも当てはまるとは限らないし、人間はつい無意識のうちに情報を自分に都合よく捻じ曲げてしまい「あ、△△は遅くからでも間に合う⇒今はやらなくてもいい」となってしまいがち。それよりも「□□をやっておくべきだった」という失敗談を貴重な情報として取り入れる方が勉強になる。どうしても「どうやったら受かるのか?」に意識がいき、成功談を聞きたくなるのだが発想を転換して「失敗しないためにはどうすればいいか」の重点を置くことの方が意外と大切か。

2016/03/08 12:06

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