[ログイン] 便利につかおう![新規会員登録] [パスワードを忘れた方へ]
掲載されているスポットは営業時間の変更や休業となる場合があります。イベントについては延期や中止となっている場合がありますのでご注意ください。
  • スポット情報へ
  • 090-4830-7204

小さな国語塾のつぶやき

黄色い声

女性や子供の甲高い声のことを「黄色い声」と表現するが、ほかに「赤い声」「緑の声」「青い声」と言った表現はない。なぜ甲高く少々耳障りな声を「黄色い声」というのか?諸説が存在するが大まかに3つ。①お教ルーツ説。平安末期以前、お経は音の高低が激しいものだった。そこで色を使って音の高さを表現するお経も存在し、経典に音譜を記す代わりに墨を使って印がつけられていたらしい。その中で一番高い音を示していたのが、「黄色」だった。②江戸時代に声を色で表現するのが流行。式亭三馬によって書かれた小説『浮世風呂』の中には「黄色な声や白つ声で、湯の中を五色にするだらう」という一文も残されている。昔から中国では黄という文字を、「ただごとではない」という意味で利用したことから「黄色い声」は、ただごとではないときや耳障りなときに使う声の表現として頻繁に用いられていた。③共感覚説。世の中には音によって色を見る能力(共感覚)を持つ人がおり、共感覚の持ち主には「甲高い声」は黄色に見える。そのため、女性の歓声は「黄色い声」と表現されという。個人的には暖色である黄色が好きで、好きな色がよくない意味で使われるのは少々複雑な気持ちがする。とはいえ、なにはともあれ「甲高い声」を「黄色い声」と表現する方が文章が生き生きしたものになるので、こういった特殊な表現は覚えて使うべし。

2015/08/20 13:42

コメントするには会員登録後、ログインが必要です

ようこそゲストさん
「プッシュ!」でまちを応援しよう!

「プッシュ!」ボタンを押すとあなたのおすすめのスポット、共感した情報としてトップページに表示され注目度があがります!

「プッシュ!」ボタンを押すと、とんたんが!?

ようこそゲストさん

このサービスをご利用になるにはログインする必要があります。

会員登録されている方はログインして下さい。

会員登録されていない方は新規会員登録(無料)を行って下さい。